La Rakonto de la Bambua Hakisto
Aspekto
- Titolo: La Rakonto de la Bambua Hakisto (竹取物語)
- Aŭtoro: KI no Curajuki (紀貫之) (872-945)
- Kategorio: Rakonto
Vivhistorio de Kaguja
[redakti]- 今は昔、竹取の翁といふものありけり。
- Nun estas pasintaĵo, maljunulo de bambua hakisto vivis.
- 野山にまじりて、竹を取りつゝ、萬づの事に使ひけり。
- Li eniris en monteton, hakis bambuon, kai uzis por diversaĵo.
- 名をば讃岐造麿となむいひける。
- Lia nomo estis SANUKI NO Mijacuko.
- その竹の中に、本光る竹なむ一筋ありけり。
- Ĉi tie estis radika lumaĵo en la bambuoj.
- 怪しがりて寄りて見るに、筒の中光りたり。
- Li miris kaj proksimiĝis, bambua tuba interno lumis.
- それを見れば、三寸ばかりなる人、いと美しうて居たり。
- Li vidis tion, 9-centimetraj(3-sun) statura homo tre ĉarme sidis.
- 翁言ふやう、「われ朝夕毎に見る竹の中に、おはするにて知りぬ。子になり給ふべき人なめり」とて、手に打入れて家に持ちて來ぬ。
- 妻の嫗に預けて養はす。
- 美しきこと限りなし。
- Ŝi estas senlima ĉarma.
- いと幼ければ籠に入れて養ふ。
- Li vartas ŝin en korbo pro ŝi estas tre juna.
- 竹取の翁この子を見つけて後に、竹を取るに、節を隔ててよ毎に、金ある竹を見つくること重なりぬ。
- かくて翁やうやう豐になり行く。
- Maljunulo ĉi tiel grade riĉiĝas.
- この兒養ふ程に、すくすくと大きになりまさる。
- Li vartas ĉi tiun knobetinon, ŝi frue sane kreskas.
- 三月許になる程に、よき程なる人になりぬれば、髮上などさだして、髮上せさせ裳著す。
- 帳の内よりも出さず、いつきかしづき養ふ程に、この兒の容貌清らなること世になく、家の内は暗き處なく光滿ちたり。
- 翁心地あしく苦しき時も、この子を見れば苦しき事も止みぬ、腹立たしき事も慰みけり。
- 翁竹を取ること久しくなりぬ。
- 勢猛の者になりにけり。
- この子いと大になりぬれば、名をば三室戸齋部秋田を呼びてつけさす。
- 秋田、なよ竹の赫映姫とつけつ。
- 此の程三日うちあげ遊ぶ。
- 萬づの遊をぞしける。
- 男女嫌はず呼び集へて、いとかしこく遊ぶ。
Svatiĝo
[redakti]- 世界の男、貴なるも賤しきも、いかで、この赫映姫を得てしがな見てしがな、と音に聞きめでて惑ふ。
- その邊の垣にも家の外にも居る人だに、容易く見るまじきものを、夜は安き寢もねず、闇の夜に出でても穴を抉り、此處彼處より覗き垣間見惑ひあへり。
- さる時よりなむ、よばひとはいひける。